UVカット服、洗濯すると効果が落ちるって本当?4枚のパーカーで気づいたこと

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「UVカット」と書かれたパーカーさえ着ていれば、もう安心。ずっとそう思っていました。特にこのサイトを始めてからは、UPF値が数値で明記された服を選ぶようにしていたので、なおさらその安心感は強くなっていた気がします。

でも最近、あることに気づいてしまいました。

同じ「UVカット」表記のはずなのに、なんか効き目が違う

今、UVカットパーカーを4枚持っています。よく着る2枚と、あまり出番のない2枚。実はこの「あまり出番のない2枚」、炎天下に着ていくと普通に日焼けするんです。同じ「UVカット」と書かれているはずなのに、です。

最初は気のせいかと思っていました。でも何度か同じ状況で試してみても、やっぱり感覚は変わりません。よく着ている2枚は、炎天下でも比較的安心して過ごせる。出番の少ない2枚は、着ていても腕が焼ける感覚があります。

正直に言うと、この4枚はどれもUPF値が数値で明記されている服ではありません。「UVカット」という言葉だけが頼りの、いわば当サイトの掲載基準からは外れるタイプの服です。だからこそ余計に、「同じ”UVカット”でも、これだけ効き目に差が出るのか」ということが気になって、UVカット加工の仕組みを調べてみることにしました。

UVカット加工には寿命がある、という事実

調べて分かったのは、UVカット加工には大きく分けて2つのタイプがあるということでした。

  • 後加工タイプ:生地の表面に、紫外線を防ぐ成分を後からコーティングする方式。日焼け止めクリームを生地の表面に塗るようなイメージです
  • 練り込みタイプ:繊維そのものに、UVカット成分を練り込んで作る方式。繊維一本一本が、最初からUVカット機能を持っている状態です

そして重要なのが、この2つでUVカット効果の持続力が全く違うという点です。後加工タイプは、洗濯を繰り返すたびにコーティングが少しずつ剥がれていき、洗濯5〜10回ほどで効果が20〜30%低下するというデータもあります。一方、練り込みタイプは繊維そのものに機能があるので、洗濯による劣化はかなり緩やかです。

つまり、「UVカット」という表記があっても、それが後加工タイプなら、着れば着るほど、洗えば洗うほど、その効き目は弱くなっていく可能性がある、ということです。しかも数値の保証がない服の場合、そもそも新品時点でどれだけの効果があったのかすら分からないので、劣化に気づくのはさらに難しくなります。

うちの4枚、何が違ったのか考えてみた

自分のパーカーを振り返ってみると、いくつか気になる違いがありました。

まず、効果を感じなくなった2枚は、ヒラキ(靴がメインの激安通販サイト)で購入したもので、購入時期は思い出せないのですが、今使っている2枚より古く、おそらく1年ほど前だったと思います。そして、この2枚はとにかく洗濯頻度が多かったんです。週に2回は洗っていました。

正直、購入時にタグを見て「後加工タイプか、練り込みタイプか」まで確認していなかったので、断定はできません。ただ、洗濯回数がかなり多かったことと、購入時期が古いことを考えると、後加工タイプで、かつ加工がすでに剥がれてしまっている可能性は十分あると思っています。

一方、まだ効果を感じている2枚は、購入時期も新しく、洗濯回数もそこまで多くありません。単純に「まだ劣化が進んでいないだけ」かもしれませんが、結果として今のところ違いを感じているのは事実です。

「UVカット」という言葉だけを過信しない

この経験から学んだのは、数値の保証がない「UVカット」表記は、新品時点でもどこまで効果があるか分からないうえに、時間とともにさらに当てにならなくなっていく可能性がある、ということです。特に洗濯頻度が高い服ほど、1年程度でも表記どおりの効果ではなくなっているかもしれません。

見た目には変化がないので、劣化に気づくのは難しいです。私自身、実際に日焼けするまで気づけませんでした。もし「最近このパーカー、あんまり効いてない気がする」と感じることがあれば、それは気のせいではなく、本当に効果が落ちているサインかもしれません。

だからこそ、このサイトではUPF値が数値で明記されている服を基準に選ぶようにしています。数値があれば、少なくとも「新品時点でどれだけの効果があったか」ははっきりします。それでも洗濯による劣化はゼロにはならないので、定期的に「本当に効いているか」を疑ってみる姿勢は、数値明記の服であっても必要なのだと思います。

まとめ

  • UVカット加工には「後加工タイプ」と「練り込みタイプ」があり、劣化のスピードが大きく違う
  • 後加工タイプは洗濯を繰り返すことで効果が落ちていく(洗濯5〜10回で20〜30%低下というデータも)
  • 数値の保証がない「UVカット」表記は、新品時点の効果すら分からないうえ、劣化にも気づきにくい
  • 洗濯頻度が高い服ほど、劣化が早く進んでいる可能性がある
  • UPF値が数値で明記された服でも、何年も同じ服に頼りきらず、時々「本当に効いているか」を疑ってみることが大切

UPF値の基本的な読み方については「UPF値の読み方・選び方」のページでも解説しています。あわせてチェックしてみてください。

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