アームカバー、フェイスカバー、UVカットパーカーのフード、サングラス。全部装備して自転車に乗っていると、すれ違う人にチラッと見られることがあります。気持ちは分かります。傍から見れば、明らかに「何かを隠したい人」に見えると思います。
でも、これは何かを隠しているわけではなく、紫外線から身を守るためのガチ装備です。今日はその「ガチ装備」の実態と、装備していても安心しきれない事情を正直に書きます。
発症してから、自転車通勤の格好が一変した
発症は5年前の5月でした。最初は紫外線が原因だとまったく気づかず、半袖で皮膚科を受診したところ、医師に「腕に日焼け止め塗ってないの⁉︎」と驚かれたのを覚えています。ロングパンツ+ハイソックスのつもりで防御していたのに、脛に発疹が出たこともありました。服を着ていれば安心、というわけではないんだと痛感した出来事です。
UPF値という考え方がまだなかった時の頃の話ですが、「服で隠れているし大丈夫」と思い込んで、片道30分の自転車通勤をそのまま続けていたら、太ももに発疹ができました。シアー素材の服で発疹が出たこともあります。薄い生地は見た目は涼しげですが、紫外線をどれだけ通すかは別問題なんですよね。
こういう失敗を重ねて、今のガチ装備スタイルに行き着きました。
実際の装備、正直に書きます
通勤時の格好はだいたいこんな感じです。
- UVカットパーカー(フードを深めにかぶる)
- アームカバー(手の甲まで覆うタイプ)
- 顔まわりをカバーするフェイスカバー
- サングラス
- ロングボトムス、もしくはUVカットレギンス+ロングボトムスの重ね着
- 日焼け止めをバッグに常備して、随時塗り直す
これを全部やると、傍から見たら完全に「顔を隠している人」です。実際、信号待ちで自分の格好を街中のガラス越しに見て、自分でも笑ってしまうことがあります。
本来は服でしっかり防ぐのが好きなタイプですが、夏は熱中症のリスクもあるので、日焼け止めとの併用で調整しています。紫外線が強い10〜14時の外出は基本避けたいところですが、通勤は時間が決まっているので、そこは装備でカバーするしかありません。
実は、業界側も同じ言葉を使っている
調べてみたところ、この「不審者スタイル」という表現、実は業界のニュース記事でも使われていました。UV対策グッズの市場動向を伝える記事の中で、本気の対策をしている人のスタイルがそう呼ばれることがある、という指摘があったんです。
つまり、ガチ装備をしている人は私だけじゃなく、年々増えているということだと思います。実際、顔を覆うフェイスカバーのヒット商品の販売数は、近年大きく伸びているという話もありました。日焼けを徹底的に避けたい人が増えている表れなのかもしれません。
ファッション性を重視した「服っぽく見える」デザインのアイテムも増えているようで、UV対策が「我慢して防ぐもの」から「ファッションとして楽しむもの」に変わってきている空気も感じます。これは個人的には良い流れだと思っています。見た目の抵抗感が減れば、ガチ装備にハードルを感じている人も取り入れやすくなるはずです。
でも、ガチ装備=安心、ではない
ここで、このサイトらしい視点を一つ挟みたいです。
アームカバーやフェイスカバーは人気が伸びている一方で、UPF値を数値で明記している商品は決して多くありません。「UVカット」「紫外線対策」という表記だけで、実際にどれだけ防げているか分からないまま着用しているケースは結構あると思います。これは以前書いた「ボトムスのUPF事情」の記事でも触れた、このジャンル全体の課題でもあります。
私自身、ユニクロのカーディガンやパーカーを愛用していますが、購入時期がUPF値表記導入前のものかもしれず、今後ちゃんと確認していきたいと思っています。ガチ装備をしていても、その一つひとつが本当にUPF値で保証されているかは、案外見落としがちなポイントです。
まとめ:見た目は気にしなくていい、でも数値は気にしてほしい
- ガチ装備は不審者スタイルと言われても、当事者にとっては必要な防御
- 「不審者スタイル」が増えているのは、業界側のデータからも見えてきている傾向
- ただしガチ装備のアイテムでも、UPF値が数値で明記されているものは少ない
- 見た目より、まずは「数値で確認できるか」を装備選びの基準にしてほしい
UPF値の読み方や選び方の基本は「UPF値の読み方・選び方」のページにまとめています。実際にどのブランドの商品が数値を明記しているかは「UPF値明記のUVカット服一覧」のページもあわせてチェックしてみてください。



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