多形日光疹の対策を調べていると、「日傘も有効」という記述をよく見かけます。私自身、日傘は普段から使っています。ただ、使いながらずっと引っかかっていることがありました。
日傘は、上から降り注ぐ紫外線は防いでくれます。でも、一度地面に当たって反射してきた紫外線は、防げないのではないか?という疑問です。今回はこの点を調べつつ、日傘と服、それぞれの得意・不得意を当事者目線で整理してみます。
日傘が防げるのは「上から」の紫外線だけ
まず、私の抱いていた疑問はそのまま当たっていました。調べてみると、日傘で防げるのは太陽から直接届く紫外線(直射光)が中心で、地面からの照り返しや周囲から反射してきた光は防げないと、はっきり書かれている情報が複数ありました。
紫外線には、大きく分けて3種類あります。太陽から直接届く「直射光」、空気中で散乱して届く「散乱光」、そして地面などで反射して届く「反射光」です。日傘が対応できるのは、このうち主に直射光だけ。散乱光や反射光は、日傘の下にいても肌に届いてしまいます。
反射光は、多形日光疹に影響するのか
私が一番気にしていたのが、この反射光が多形日光疹に関係するのかどうかでした。
これについても、注意を促す情報がありました。完全遮光をうたう日傘であっても、地面からの照り返しや周囲からの反射光は防げず、この光で日光アレルギーを起こす可能性があるため注意が必要、という記述です。つまり、反射光も多形日光疹の当事者にとっては無視できない、ということになります。
地面による紫外線の反射率は、その場所の状態によって大きく変わります。ある情報によると、アスファルトは約10%、砂浜は10〜25%、水面は10〜20%、そして新雪はなんと約80%もの紫外線を反射するとされています。アスファルトの10%は一見小さく見えますが、当事者からすると「10%も反射している」と受け取るべき数字だと思います。
つまり、日傘をさしていても、足元のアスファルトから跳ね返ってきた紫外線が、下から、あるいは斜めから肌に当たっている可能性があるということです。「日傘をさしているのに日焼けした」という経験談も、この反射光が原因の一つとされています。
じゃあ、服の方が優れているのか
ここで「じゃあ日傘は意味がないのか」「服の方がいいのか」と考えたくなりますが、そう単純でもありません。
服(特にUPF値が明記されたもの)は、覆っている部分については、上からの光でも反射光でも関係なく、その生地が紫外線を防いでくれます。方向を問わず、肌を物理的に覆っているという点では、服の方が安定した防御と言えるかもしれません。
一方で、服には「覆いきれない部分がある」という弱点があります。顔、首、手など、どうしても露出する部分は、服だけでは守れません。日傘は、まさにこの「顔まわり」を上からの直射光から守るのが得意です。
つまり、服と日傘は、防げる範囲と方向が違うだけで、どちらが上ということではなく、役割が違うのだと思います。
私なりの結論:併用、そして反射光を忘れない
これらを踏まえた私の使い方は、こうです。
- 体:UPF値が明記された服で覆う(方向を問わず防げる)
- 顔まわり:日傘で上からの直射光を防ぐ+日焼け止めで補う
- 反射光対策:足元からの照り返しがあることを忘れず、露出する部分には日焼け止めを塗る
日傘だけ、服だけ、と一つの方法に頼るのではなく、それぞれの弱点を別の手段で補い合うのが、現状いちばん現実的だと感じています。特に、日傘をさしていると「守られている」と安心しがちですが、足元から反射光が来ていることは、当事者として常に頭の片隅に置いておきたいところです。
まとめ
- 日傘が防げるのは主に「上からの直射光」で、地面からの反射光や散乱光は防げない
- 反射光でも日光アレルギー(多形日光疹)を起こす可能性があるという指摘があり、当事者は注意が必要
- 地面の反射率はアスファルトで約10%、新雪では約80%にもなる
- 服(特にUPF値明記のもの)は覆っている部分を方向を問わず防げるが、露出部分は守れない
- 日傘と服は役割が違うので、併用しつつ、露出部分は日焼け止めで補うのが現実的
日焼け止めと服の指標の違いについては「SPF・PA・UPFって何が違うの?」の記事でも解説しています。あわせてご覧ください。


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